日本で限界美容師をしていた僕が『よし、オーストラリアに行こう!』と決めた時には美容師向けの情報がない、そもそも英語力0、資金もギリギリ。あの時これを知っていれば、、、とたくさん遠回りをしてきました、
だからこそ。これから海外、特にオーストラリアで美容師として挑戦したいと思っているあなたに向けて最新情報をまとめました。
オーストラリアのワーホリ制度(2026年最新版)
ワーキングホリデー加盟国の中でも人気トップ3のオーストラリア。
ワーホリを利用する際の気になることを2026年時点のオーストラリア・ワーキングホリデー(Working Holiday Maker:WHM)制度を、公式情報(移民局)+最新ガイドをもとに整理します。
- ビザの種類
- 申請条件
- 申請費用
- セカンド・サードワーホリ
タナカワーホリを利用するには色々とルールが決まっているんだ!
・ビザの種類:サブクラス417
日本人が利用できるワーホリビザ。 18〜30歳の若者がオーストラリアで 働く・学ぶ・旅行する ことを目的に設計された制度です。
- 滞在期間:最大12か月
- 就労:同一雇用主のもとで最大6か月
- 就学:最大4か月
- 出入国自由:期間中は何度でも出入り可能
・申請条件
- 年齢;18〜30歳(申請時点)
- パスポート;日本国パスポート(有効期限が十分残っていること)
- 資金証明;約5,000豪ドル+航空券相当の資金 (銀行残高証明でOK)
- 健康・人物要件;必要に応じて健康診断、無犯罪証明が求められる場合あり
- 扶養家族;子ども同伴不可
- 申請場所;原則:オーストラリア国外から申請
2026年版|オーストラリアワーホリ申請費用
オーストラリア移民局は2025年7月にWHMビザの申請費用を値上げしています。
| 種類 | 費用(2026年) |
|---|---|
| 初回417 | 約840〜1,000AUD |
| セカンド417 | 約1,000AUD前後 |
| サード417 | 約1,000AUD前後 |
※毎年7月に改定されるため、申請前に必ず公式サイトでの確認必須です!
美容師向けワーホリ費用→
セカンドワーホリ(2年目)|2026年版条件
オーストラリアではワーホリ一年目の間に特定の条件を満たすことで、ビザの有効期限である1年を2年に延長することができます。これがセカンドワーキングホリデー(通称セカンドワーホリ)です。
セカンドワーホリを利用するための条件は以下の通りです。
- 18‐30歳以下である
- 十分な資金がある
- 1回目のワーホリを利用したことがある
- 指定職種に88日間以上従事した
- セカンドビザ申請費用を支払える
- 心身ともに健康であること
- 犯罪歴がないこと
指定職種とは、以下の6つのカテゴリーに分けられた指定地域(田舎)での労働の事を指します。


いずれかの業種に従事し、通算88日間以上の労働を証明する事でセカンドワーホリ申請の条件を満たすことができます。



地方指定エリアのみ観光・ホスピタリティでもOK。
サードワーホリ(3年目)|2026年版条件
セカンドビザ期間中に 指定仕事を179日(約6か月)以上 行うことで、 3年目のワーホリ(サード)を申請できるようになります。つまり最大 3年間、ワーホリビザだけでオーストラリアに滞在可能。
滞在条件はセカンドとほぼ同じです。
美容師がワーホリに行くメリット
美容師がワーホリをすることで得られるメリットは日本では得られないことばかりです。


- 給料が高い
- 労働環境が良い
- 日本人美容師の需要が高い
- 永住権に繋がるキャリア
給料が高い
オーストラリアでの最低賃金は26.44豪ドル=112円換算で約3,000円となっており、美容師としての月収は27~40万円が相場です。



日本の3倍近い最低賃金なんだね!
日本の美容師は拘束時間が長いので、実際の時給は900円を下回ることもしばしば。
しかしオーストラリアでは労働者が守られているので、無駄な拘束時間などもなくサービス残業はありません。
労働環境が良い
海外での生活は日本での美容師生活に慣れているとびっくりするかと思います。
- 労働時間は長くても8時間
- 完全週休2日
- ローカルのお店では閉店10分前にカバンを持って帰る準備万端
- 残業は絶対にしない&するならお客様に残業代を請求
- 時間の流れが穏やか
- 広大な自然と世界屈指のビーチがすぐそこに
- 肩の力が抜けたファッション
オーストラリアでの生活は一言でまとめるとゆるいです。
日本のように仕事に全力を注ぐスタイルではなく、しっかりと自分の時間を充実させることに重きを置いています。
どれも日本に住んでいると考えられないことばかりですよね。
美容師の需要は高い
オーストラリアでのワーホリは仕事探しに苦労することも珍しくありません。
しかし、日本人美容師の
- カットの正確さ
- ブリーチ技術
- 接客力
- 丁寧さ
これらはローカル美容師より圧倒的に評価されます。
技術職である美容師はどの都市でも比較的職探しがしやすく、多少英語力が足りなくても最低賃金以上を貰うことができます。



美容室でも違法な給料体系のとこはたくさんあるよ。自分の価値を落とさないように美容室はしっかり選ぼうね!
他に比べて仕事探しに苦労することのない美容師はワーホリ向きといえます。
→美容師海外給料ガイド
ビジネスビザや永住権に繋げられる
僕は個人的に美容師としてのワーホリの最大のメリットは永住権に繋げることができる点だと思っています。
美容師は永住権リストに含まれている年が多く、ビジネスビザ→永住権のルートも現実的。
海外で永住権を取るメリットは
- 社会福祉の良さ
- 高水準の給料・生活環境
- 税率の良さ
- 子供にとっての教育環境
などがあり、永住権を取得しながら日本に住むことも可能です。
永住権ガイド→
詳しくはこちらにもまとめてあります。


オーストラリアでのワーホリは現在最長3年間となっており、ハードルの低い申請条件で自由に働ける最強のビザです。
美容師として永住権を取るのであれば、基本的には下記のようなプランで目指すことができます。
- オーナーからの信頼を得てビジネスビザを取得
- ビジネスビザで数年間就業
- 永住権申請&取得
ビザガイド→
美容師がワーホリで成功するための準備
ここまで美容師がワーホリをする事でのメリットをまとめてきましたが、美容師であれば全員需要があるとは限りません。
もしあなたが美容師としてワーホリをしたいなら下記の3つは必須になります。
- 経験
- スキル
- 英語力
経験
オーストラリアでは美容師免許は必須ではありません。
極端な話、そこら辺のおっちゃんが俺は美容師だといったら美容師としても働けるという感じです。
いくら美容師免許がいらないといっても美容師としての経験は必須です。
ビジネスビザに切り替えることも考えるとしたら最低でも2年。
スタイリストとしてしっかり働きたいのであれば最低でも3年の経験は欲しいです。
やはり美容室側も大切なお客様を美容師に任せるので、経験がある美容師の方が信頼できますよね。
→美容師海外資格
スキル
基本的には日本でスタイリストとして働いているならばワーホリでも即戦力の美容師となります。
しかし、海外での必要なスキルと日本で必要なスキルは微妙に違います。
海外で求められている技術は下記の5つです。
- ブロードライ
- バリカン
- ブリーチ
- 正確なカット
- カウンセリング力
ブロードライ
ローカルのお客様はほとんどが軟毛で癖毛であるために、仕上がりのブロードライを重要としています。
そして日本人と違うのは、毎日シャンプーをしないという事。
髪質のせいで自分ではうまくスタイリングが出来ない為、週に1回しかシャンプーをしないというお客様が多いです。
このようなお客様はサロンでシャンプーとブローをすることが多く、ブロードライの技術が日本よりも求められていることがよくわかりますね。



僕はこっちに来てからコテを使うことがほっとんど無くなったよ!
バリカン
メンズカットではバリカンを使ってフェードスタイルを作ることが非常に多く、ぼかしをバリカンで作っていきます。
日本の場合だとハサミでぼかしていくことが多いですが、慣れるとバリカンでフェードを作った方が早くて楽かなと思います。
ブリーチ
日本でいうオシャレ染めをするお客様はもちろんいますが、ブリーチやハイライトをするお客様が圧倒的に多いです。
使える薬剤も日本では認可されていないオキシ9%・12%とあるので、それらを駆使して様々なデザインのハイライトやグラデーション、バレイヤージュをすることがかなり多いです。



僕の場合はブリーチを希望するお客様が毎日いるという感じ!
正確なカット
海外の美容師はカットが上手い=サスーンカットは海外だから!
という浅はかな考えが僕にはありました。
海外の美容師は全員サスーンのような綺麗なスタイルを毎日バリバリに作っていると。
しかし現実は違います。
ローカルの美容師は意外と適当にカットしていることが多く、左右の長さが1センチ違うなんてことは日常茶飯事です。
こんな状況だからこそ、日本人美容師の正確なカットは非常に好まれます。
カウンセリング力
日本人のお客様→希望のスタイルがある
海外のお客様→希望のスタイルが定まっていない
日本と海外のお客様の違いはこんな感じです。
日本人のように髪について詳しくなく、ブリーチと縮毛矯正を同時にやってほしいというお客様もかなり多いのが現実です。
ファッションなどの流行りも無く、お客様自身に似合う髪形を求められることがほとんど。
その際に、日本での受け身接客に慣れているとうまく提案できず苦痛な時間が流れます。
まずは顔の形に合った髪形の提案や、肌色に合った髪色の提案をできるようにしておくことで困ることはないかと思います。



髪の知識が無いお客さんを教育しながら信頼度を高め、再来してもらうという事ができるよ!
→技術まとめ
英語力
いきなりペラペラに喋れる必要は全くありません。
美容師は毎日お客様と話す仕事。
- カウンセリング英語
- カラー説明
- カットの希望を聞く
- 予約・電話対応
については語学学校にいくより英語力は伸びるのでコスパ◎。
美容室で使う定型文を覚えておくだけでもスムーズに仕事に入っていくことができます。
美容師がサロンですぐに使える英会話はこちらにまとめてあるので興味があれば見てみてください。





僕はこのサロン英会話を全く覚えないで働き始めたから地獄でしかなかったよ!これまで何回枕を濡らしたことか…
その他にも実際に求人を見つけて応募する際には、
- 履歴書
- ポートフォリオ
を作成しておくと渡航後の職探しがスムーズに。
美容師海外履歴書→
ワーホリで美容師をするために必要な費用
美容師は現地で働けるため、他の職種より圧倒的に費用が少なく済みます。
初期費用(渡航前)
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| ビザ申請費用 | 840〜1,000AUD |
| 航空券 | 600〜1,200AUD |
| 海外保険 | 300〜800AUD |
| 初期生活費 | 1,500〜2,500AUD |
| 合計 | 約3,500〜5,000AUD(約35〜50万円) |
これは海外に行くためには最低限必要な費用。
月々の生活費(2026年版)
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 家賃(シェアハウス) | 180〜300AUD/週 |
| 食費(自炊) | 100〜150AUD/週 |
| 交通費 | 20〜40AUD/週 |
| 通信費 | 30〜50AUD/月 |
| 合計 | 1,320〜1,800AUD/月(約14〜20万円) |
✔ 1年間の総額(美容師向けモデル)
英語・海外生活に不安がある人
語学学校+ホームステイ→+ 150〜200万円
節約して働く美容師
語学学校なし+シェアハウス→ 40〜60万円で渡航可能
という目安です。



僕はオーストラリア到着時、残り5万円しかなかった。
それでも美容師としてすぐに働けたから生き残れました。
ここでは僕が美容師としてワーホリに行くために行った貯蓄法とアルバイト、問題点を解説していきます。
美容師としてワーホリ資金を貯めるのは難しい
結論から言うと薄給&激務な美容師に50万円を貯蓄する事はかなりレベルが高いです。
理由としては美容師として稼げる給料の限界と余裕のない生活リズムがあります。
給料の限界
もしあなたが高い売り上げを持っており、顧客を引っ張れるのであればフリーランスになることで50万円は1か月で稼げると思います。
しかし、それ以外の美容師にはどうしても稼げる限界があります。
2026年度の美容師の平均年収は394万円。日本の平均年収は477万円です。
このように美容師の平均年収は他業種に比べかなり低く、月収20万円の手取りです。
ここから生活費や必要経費を引くと、東京だと月に5万円貯金するのが限界です。
僕の場合は東京の業務委託サロンで働いていましたが、月収はおよそ30万円ほど。
しかし1日の労働時間は12時間、月26日勤務とかいう過労死コースでした。
美容師の給料についてはこちらの記事で詳しくまとめています。


ごく平凡な美容師が50万円を貯めるには結局10か月かかりましたが、かなり体力的に厳しかったです。
しかしこの時の経験があるからこそ、海外での美容師の給料の良さに感謝しています。
美容師がワーホリで失敗する理由
オーストラリアで美容師として働くのは魅力が多い一方で、 準備不足のまま渡航すると失敗する人もいる。
ここでは、僕自身の経験も踏まえて 「美容師がワーホリで失敗する典型パターン」をまとめる。
英語準備不足
美容師は英語が話せなくても働ける。 でも、最低限の美容師英語がないと現場で詰みます。
- カウンセリングができない
- 希望を聞き取れない
- カラー説明ができない
- 電話対応ができない
僕自身、英語ゼロで働き始めて地獄を見た。 お客様の言っていることがわからず、英語で怒鳴られたことも。
だからこそ、 渡航前に美容師英語だけは絶対に準備してほしい。
→美容師英語独学
技術不足
オーストラリアは「技術職社会」。 日本よりも 技術の差がはっきり評価される。
特に必要なのはすでに説明した
- ブロードライ
- バリカン
- ブリーチ
- 正確なカットライン
- 提案力
日本で経験年数があっても、 海外で必要な技術が抜けていると施術にはいれないことも。
求人探しが遅い
ワーホリは基本的に1年しかない。 「着いてから探そう」は失敗の典型。
- 渡航前にInstagramでDM
- SEEKで求人チェック
- ポートフォリオ準備
- 履歴書(海外仕様)準備
これをやっていないと、 働けるまでに時間がかかり、生活費が一気に減る。
ポートフォリオが弱い
海外サロンは ポートフォリオ=技術証明 として見る。
- Before/After
- カラー履歴
- 得意スタイル
- Instagramリンク
- PDF版ポートフォリオ
これが弱いと採用されない。
逆をいえば最低限これらを準備しておけば失敗の原因を限りなく0に近づける事ができる。
ワーホリ後のキャリア
ワーホリは「1年だけの経験」ではありません。
- 帰国後の単価UP
- 外国人客の集客
- SNSブランディング
- 永住権の可能性
- 海外移住の選択肢
美容師にとっては キャリアを一気に広げる“転換点” にもなりえます。
FAQ(美容師向け)
- いま英語ができなくても働ける?
-
働ける。美容師英語を覚えれば問題なし。
- 未経験でも可能?
-
基本は経験者向け。最低2〜3年は欲しい。
- どの都市が美容師に向いている?
-
物価は高いけど都会が好き→シドニー・メルボルン・ブリスベン。自然の方が好き、貯金したい→パース。
- 永住権は取れる?
-
条件を満たせば可能。美容師は有利。
美容師としてオーストラリアでワーホリしてみよう!
オーストラリアで美容師として働きたい人は、気軽にDMしてください。 あなたのキャリア相談に本気で向き合います!



