海外美容師の給料
海外での美容師は日本で働く美容師に比べ、平均給料は高く設定されています、
以下は美容師としてビザを取りやすい国の平均年収をまとめました。
カナダ
$23,000〜$43,000+チップ20%
1CAD=80円で換算すると約185万円〜350万円。カナダはチップ制度のある国なので、この年収に20%プラスを基準に考えてOKです。
ドイツ
€21,000〜€25,000
1€=120円で換算すると約250万〜300万円
オーストラリア
$41,000-$61,000
1AUD=85円で換算すると約350万円〜520万円
シンガポール
$42,000~$66,000
1$=80円で換算すると約340万円~520万円
マレーシア
34,900MYR~54,800MYR
1MYR=30円で計算すると約100万円~160万円
これらの給料は額面なので、ここから税金が引かれることになります。
税金は各国によって違うので大体20%で考えよう!
オーストラリアでの美容師の給料と働き方
ではここからは実際に僕がオーストラリアで働いていた美容室を4つ紹介していきます。
どこの美容室も共通しているのは、勤務時間とライフスタイルがしっかりと確立されている事。
日本での勤務時間と比べ、かなり仕事の比率が少ない事が分かりますね。
オーストラリアでの給料は日本とは違い、週給で払われます。
美容室によって1週間毎に給料が払われたり、2週間に1度払われるところもあります。
これを踏まえて僕が実際に働いたオーストラリアの美容室の給料を見ていこうね!
オーストラリアでの美容師①
まずオーストラリアで最初に働いた美容室は香港人がオーナーの個人店。
ここでの給料は時給20ドルですが、キャッシュジョブの為完全に違法な給料体系でした。
キャッシュジョブとは会社が税金を逃れるために給料を現金手渡しで支払う形態の事。
働く側も税金を納めなくてもいいため、給料がそのまま貰えるが完全に違法です。
週4~5日勤務で1日当たり120ドル~160ドルを貰っていました。
給料明細が無いからうろ覚えだよ!
当時の僕はワーホリからのビジネスビザを狙っている最中だったので、キャッシュジョブは早々に切り上げてしっかりした美容室を探し始めます。
オーストラリアでビジネスビザを取得するには、会社が合法的に運営されているかがカギになります。
違法な運営をしている美容室で働くのは搾取されていると思ってOKです。
オーストラリアでの美容師②
オーストラリアで美容師として働いた2つめのお店は地域密着店。
同じ地域に3店舗があり、スタッフの合計は30名ほどでアジア人は僕一人。
お客様も現地の方しか来ないような美容室でした。
ここでの給料は以下の通りです。
GROSS PAY=額面金額
NET PAY=手取り額
という事なので、1週間の手取り額は1020ドル=86,700円です。
単純に1か月だと約35万円の手取りになるね!
注目すべき点は、日曜日の給料が2倍の時給54ドル=4,590円という事。
オーストラリアでのアルバイトにはダブルペイと言われる制度があります。
日曜日や祝日には基本給が2倍、3倍になりますが、正社員やパートの場合は年俸で計算されるためこの制度は適用されません。
ちゃんとした企業だとアルバイトでもしっかりと稼ぐことができますね。
オーストラリアでの美容師③
では次に3つ目の美容室です。
この美容室はオーストラリア全土にある価格の安いチェーン店。
日本人はいなく、オーストラリアやイギリス、アメリカなどの英語圏のスタッフが主に働いていました。
ここでの給料は以下の通りです。
ここでの給料は2つ目の美容室に比べると若干少なめですが、しっかりとした給与体系なので安心して働けます。
オーストラリア全土にある美容室だと健全な会社運営が必須とされているので、違法なことは一切ありません。
この会社からジョブオファーを貰いましたが、美容師としての楽しさやワクワクは皆無だったためお断りしました。
ビジネスビザを会社がサポートしてくれること。
後に永住権に繋がったり、正社員での雇用などのメリットが多いです。
オーストラリアに長い事住みたいのであれば、このジョブオファーを目指すことが最優先になります。
オーストラリアでの美容師④
最後に現在働いている美容室です。
日系のヘアサロンですが、日本人のお客様は全体の20%程度で英語は必須になります。
ここでの給料は2週間毎の振り込みで、以下の通りです。
働き始めた当初は最低時給の24ドルスタートですが、顧客が付いて売り上げが上がることによって以下のように一気に上がります。
月によって変わってきますが、大体$4500~$4800=38万~41万円を手取りとして貰っている感じです。
ここまでオーストラリアの美容師の給料を公開してきましたが、海外での給料を考える場合は現地の物価も考慮した方がいいですね。
極端な例ですが、月収100万円を超えていても生活費に80万円必要なら実質の収入は低くなります。
オーストラリアの物価は日本とほぼ変わらないか少し高いかなという感じ。
僕の場合、月の固定費(家賃や食費、光熱費、保険等)はおよそ$2,000=17万円なので単純に考えて24万円を貯蓄や遊びに使えます。
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海外の美容師ってどんな感じなんだろうというあなたは下記の記事をチェックしてみてください。